憧れとリスペクトを込めて・・・

あきつフルール

2022年12月01日 18:37

修善寺の
秋津ゆきみです。

11月は
結局1冊も本を読むことができませんでした。

ルーティンワーク以外に
とにかく1か月
このブログも含め連日連続を
やってみよう!と
そしてルーティンもバタバタ
1周忌法要も~なんて
とても充実した1か月でした。

本を読めないことは
心にぽっかりと穴があいたようでも
ありました。


私は女流作家の「小池真理子」さんが
何十年も好きで

いや・・・この頃は
長年の憧れがリスペクトに変わりました。

小池さんは
私より年長で
編集者を経て
「知的悪女のすすめ」でデビューされました。

美人であることや
小生意気な感じも
小悪魔的な魅力と称されて
マスコミにチヤホヤされましたが

内容は「フン!」という感じだった
と 林真理子氏も言っております。

その後、チヤホヤされることや
マスコミの餌食になることからは
一線を引き
ひたすら珠玉の恋愛小説や短編を
手がける女王でした。

「恋」で直木賞を
「沈黙のひと」で吉川英治文学賞を
他に数々の賞に輝いています。

ほとんど読んでいる~つもりが
今日調べたら
あっ!これ知らない!などという
作品も出てきました。

年齢を重ねるとともに
「老い」をテーマにした作品もあります。
作風にも変化を感じます。

変わらないのは
綺麗な文章~まるで音楽が聞こえるような
名文をお書きになるということです。

ご紹介する本は
同じく直木賞作家のご主人藤田宜永さんを
ガンで亡くされた直後の作品です。

愛方を亡くされた悲しみの表現力
軽井沢での日々の暮らし
研ぎ澄まされた感性が
キラキラ輝いています。

昨年読んだ本ではありますが
この本を読みなおそうと思います。




私の憧れ・リスペクトは

お金を持っている人とか
いい車に乗っているとか
高級ブランド品で身を包む人でもなく
specialに美人でスタイルの良い方でもなく
世界的に活躍する人でも
超有名人でもなく

こういう静謐な方なのだな♡

と改めて思いました。

こんなふうに生きることができたら・・・と

今まで作品に対して
また、ご主人を亡くされたことに対して
その直後に出版された本に対して

一度も感想などを
手紙として送ったこともありません。

来年は
リスペクトを込め
そういうアクションをしてみようかと思います。

林真理子さんの「マリコ書房」で

小池真理子著
「月夜の森の梟」を
評しているものがあります。
ご興味ありましたらどうぞご覧ください。

https://youtu.be/7NxnFUbuUu0

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