故人に寄り添う「棺上花」について~

あきつフルール

2017年07月23日 20:00

修善寺の花屋「あきつフルール」の
秋津ゆきみ です。

いつも はなちゃんブログを読んでいただきまして、

ありがとうございます。

いったい何をしていたのだろう?

というほど、久々のブログ更新です。

あっという間に7月が過ぎていきます。

そして 先週は 熱海の大好きな叔母と最後のお別れをしました。

叔母は私を待っていてくれたかのように、息を引き取りました。

仕事がら 身内の不幸にお花の準備をすることが

多いのですが、花祭壇・盛りかごなどなど・・・

叔母とは沢山の思い出があります。

叔母は、私の母の兄嫁で、

私と血縁があるわけでは無いのですが、

私の両親の介護生活中にも、精神的に支えてくれました。

亡くなった母が叔母のことを

「まあちゃん(母の兄)が 初めて綾子さん(叔母の名前) を

連れて来た時ね、赤いベレー帽を被っていて

なんて可愛いい人なんだろう!」

そう言っていました。

そして、元気なころの叔母にその話をしたら、

「とみちゃん(私の母の名前) 覚えてくれたんだね。

被っていったよ~」

と、言ったのを思いだしました。


通夜のお花準備が整った後、

一度修善寺に戻り、身支度。

そして、「大輪の赤バラのブーケ」を作りました。

叔母の棺の上に飾りたかったから。

棺の上に乗せるお花のことを

「棺上花」・「棺上花束」といいます。


赤いベレー帽は「赤バラのブーケ」の

イメージに繋がりました。




そして、従兄弟(叔母さんの息子たち)にも

赤バラのブーケの了解を得ました。

だって、普通の感覚では、「赤バラ」は

御祝的な使い方をするわけですから。

叔母が亡くなってこんなに皆が悲しんでいるのに、

赤バラ・・・なんて 非常識では~なんて思われないように。


翌日、葬儀の日 叔母は「赤バラのブーケ」を胸に抱え

叔父の元へ 旅立ちました。

叔母が叔父に合う時に、赤バラのブーケを抱えていってほしかったんです。

天国での新しい人生があるとするならば・・・。


お花は、気持ちを伝えるもの・・・

花屋だから 感じる思いかもしれませんが、

皆様の気持ちに添える花をお作りできるように、

学び続けないといけませんね。



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