故人に寄り添う「棺上花」について~
修善寺の花屋「あきつフルール」の
秋津ゆきみ です。
いつも はなちゃんブログを読んでいただきまして、
ありがとうございます。
いったい何をしていたのだろう?
というほど、久々のブログ更新です。
あっという間に7月が過ぎていきます。
そして 先週は 熱海の大好きな叔母と最後のお別れをしました。
叔母は私を待っていてくれたかのように、息を引き取りました。
仕事がら 身内の不幸にお花の準備をすることが
多いのですが、花祭壇・盛りかごなどなど・・・
叔母とは沢山の思い出があります。
叔母は、私の母の兄嫁で、
私と血縁があるわけでは無いのですが、
私の両親の介護生活中にも、精神的に支えてくれました。
亡くなった母が叔母のことを
「まあちゃん(母の兄)が 初めて綾子さん(叔母の名前) を
連れて来た時ね、赤いベレー帽を被っていて
なんて可愛いい人なんだろう!」
そう言っていました。
そして、元気なころの叔母にその話をしたら、
「とみちゃん(私の母の名前) 覚えてくれたんだね。
被っていったよ~」
と、言ったのを思いだしました。
通夜のお花準備が整った後、
一度修善寺に戻り、身支度。
そして、「大輪の赤バラのブーケ」を作りました。
叔母の棺の上に飾りたかったから。
棺の上に乗せるお花のことを
「棺上花」・「棺上花束」といいます。
赤いベレー帽は「赤バラのブーケ」の
イメージに繋がりました。
そして、従兄弟(叔母さんの息子たち)にも
赤バラのブーケの了解を得ました。
だって、普通の感覚では、「赤バラ」は
御祝的な使い方をするわけですから。
叔母が亡くなってこんなに皆が悲しんでいるのに、
赤バラ・・・なんて 非常識では~なんて思われないように。
翌日、葬儀の日 叔母は「赤バラのブーケ」を胸に抱え
叔父の元へ 旅立ちました。
叔母が叔父に合う時に、赤バラのブーケを抱えていってほしかったんです。
天国での新しい人生があるとするならば・・・。
お花は、気持ちを伝えるもの・・・
花屋だから 感じる思いかもしれませんが、
皆様の気持ちに添える花をお作りできるように、
学び続けないといけませんね。
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